いい家のきほん、それは24時間換気システムと高気密だと考えます。
24時間換気は新築住宅に義務付けられていますが、
建築基準法では、24時間換気で必要な換気量は0.5回/h、
つまり、2時間に1回家中の空気が入れ替わる換気量を確保しなければならないと定められています。
春や秋口はいいのですが、冬や夏はどうでしょう?
24時間換気を回すと冷暖房のロスが大きくなってしまいます。
そこで、当社では24時間換気システムに、地中熱を利用することができる、
第三種セントラル換気システムを採用しています。
高気密に仕上げた住宅に、第三種セントラル換気システムを導入することにより、
最小限の熱損失で換気することができます。
SmileAir=第三種セントラル換気(DELITE・DSDD)+高気密住宅
第三種セントラル換気(DELITE・DSDD)は、強制排気により自然吸気を取り込むシステムです。
タコ足のようなチャンバーから伸びるダクトは、各部屋・トイレ・下駄箱・生ごみ収納場所 等まで伸び、チャンバー1ヵ所に集められ強制排気されます。
高気密に仕上がった住宅の基礎に給気口を1ヵ所取付そこから自然吸気を取り込み床下の地中熱を利用することができる換気システムです。
❶ 外部設置場所 ❷ 床下設置場所 ❸ 室内設置場所
2008/7/13(日)~7/21(月)
測定箇所は、外部・床下・室内 の3箇所
8日間の温湿度実測データです。
外部 (設置=花粉フィルター内 外部給気口)
温度 22℃~40℃
(最高日較差 18℃)
湿度 20%~100%
床下 (設置=室内給気口付近)
温度 24℃~25℃
湿度 74%~85%
室内 (設置=1F リビング)
温度 28℃~31℃
湿度 40%~56%
床下温度はコンパスで書いたかのように、
24~25℃で安定していました。
この床下の温湿度
(温度 24℃~25℃ 湿度 74%~85%)
はこの時期一番涼しいと感じる、
外の朝6時頃とほぼ同じ温湿度でした。
室内温湿度は
エアコンの除湿により湿度が下がっている所もありますが、
温度の方は30℃前後でした。
冷房するより除湿するだけで十分涼しく感じられます。
❶ 外部設置場所 ❷ 床下設置場所 ❸ 室内設置場所
2009/2/19(木)~2/27(金)
測定箇所は、外部・床下・室内 の3箇所
8日間の温湿度実測データです。
外部 (設置=花粉フィルター内 外部給気口)
温度 -3℃~19℃
(最高日較差 22℃)
湿度 29%~100%
床下 (設置=室内給気口付近)
温度 12.5℃~13℃
湿度 28%~48%
室内 (設置=1F リビング)
エアコン4KW 1台での全館暖房です。
温度 16℃~26℃
湿度 18%~32%
床下温度はコンパスで書いたかのように、
12.5~13℃で安定していました。
この床下の温湿度
(温度 12.5℃~13℃ 湿度 28%~48%)
はこの時期としては寒いと感じることのない温湿度でした。
室内湿度は
エアコンによりかなり下がっていましたので、
加湿器や洗濯物の部屋干しを提案させていただきました。
室内の急激な温度差が原因で、心臓や血管に大きな負担がかかりそれが影響で脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがあるヒートショックですが、なかでも入浴中の死者は交通事故死を上回っているといわれています。
2011年には約1万7,000人もの方が浴室内のヒートショックで亡くなったとされています。
このため、ヒートショック対策として一台のエアコンで全館暖房し各部屋の温度差を小さくします。
SmileAir住宅では、
厚生労働省が指定するVOC13品目の内、
以下の8品目について、第三者機関 NPO日本VOC測定協会にてVOC測定を行いました。
全て以下の室内濃度指針値より低く、安心できる空気質をお約束いたします。
種類 | 室内濃度指針値 |
---|---|
トルエン | 260μg/m3 (0.07ppm) |
キシレン | 870μg/m3(0.20ppm) |
エチルベンゼン | 3800μg/m3(0.88ppm) |
スチレン | 220μg/m3(0.05ppm) |
アセトアルデヒド | 48μg/m3(0.03ppm) |
ホルムアルデヒド | 100μg/m3(0.08ppm) |
テトラデカン | 330μg/m3(0.04ppm) |
パラジクロロベンゼン | 240μg/m3(0.04ppm) |
SmileAir住宅では、
完成後(お引渡し直前)に全棟気密測定(第三者の気密測定士)を行います。
これは高気密に仕上がっているのか、当社の成績表みたいなものですが、
高気密に仕上げる事で新鮮な空気と地中熱を効率よく取得することができ、最小限の熱損失で24時間換気することができます。
健康への配慮から、白蟻対策として薬剤散布は一切しません。
それよりも白蟻が侵入しにくい工法や発見しやすい構造上の対策を採用します。
一例ですが、写真のように 外周部の基礎コンクリートを打設する際、ベースと立上りを同時に打ち込み水槽の様に施工します。
特に白蟻が侵入しそうな、基礎の養生期間の雨対策用水抜き穴は作りません。
しかし外部基礎立上り部分に蟻道(土や糞で作る白蟻の道)を作り侵入する可能も高いので、梅雨時期等の白蟻が活発に動いているときに基礎廻りの点検をお願いしています。
「セントリコン・オールウェイズ アクティブ」をお勧めします。
シロアリの習性を利用して巣ごと退治する防除法です。
シロアリは新たな餌場を見つけるとフェロモンによりそこに仲間を誘導する習性があります。セントリコンはこの生態を利用。シロアリが好むように調整した薬剤を使用し、つぎつぎと薬剤を摂取させます。コロニー(巣)のシロアリ全体に薬剤が行きわたることによりシロアリを巣ごと壊滅させる根本的な防除法です。
24時間換気扇のメンテナンスは簡単です。
主にメンテナンスはフィルターのみ。
フィルターのメンテナンスは約6ヵ月に1度が目安です。
メンテナンスの仕方はフィルターを外し、こびりついた花粉・ホコリなどを掃除機で吸い取るだけです。
汚れがひどくなってきた場合は交換時期です。
フィルター交換時期は住宅にもよりますが約5年が目安です。
新築時 5年目(交換時期)
その他リンクサイト
Tomoharu Nagao